物流現場FAQ
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儲かっている会社の仕組み

物流におけるビジネスモデルの名称とその発生経緯、ならびに特徴についてまとめています。

センター前センターとは何ですか?

冷食メーカーのニチレイが、デパ地下や駅ナカ、雑居ビルといった、少量多頻度で厳しい納品条件の店舗に納品を行うために子会社とともに開発した物流方式です。まず、納品先の店舗付近に小さな納品センター(TC)を配置し、注文に応じて仕分け、納品を行います。この際、取り出された商品に対してシステム上で自動的に補充指示を行い、郊外にある在庫センター(DC)から適時補充がなされる、という仕組みになっています。このことにより、発注の手間を大きく削減し、かつ倉庫賃料も抑えながらローコストで少量納品対応を行えるのです。

業界プラットフォームとは何ですか?

日立物流・センコーなどの3PL企業が開発した物流運営方式。特定業種の物流を集中・一貫してとりまとめ調達から納品まで運営することで、低コスト、高品質サービスの両立と、メーカー・卸と小売り双方のビジネスサポートを実現します。日立物流ではこれまで、化粧品メーカーやオフィス家具メーカーの業界プラットフォームを構築しており、センコーは百貨店向けアパレルの業界プラットフォームを構築しています。

EX-WORK(イーエックスワーク)とは何ですか?

世界のフォワーダー各社がしのぎを削っている物流サービスで、海外の製造拠点から小売の店頭までを1つの物流会社がコントロールするサービスです。1社一貫でサプライチェーンを管理することで、物流の手続き上のムダを排除したり、流通在庫を抑制する効果が期待できます。イーエックスワークでは海外現地事業者との交渉や、陸海空すべての物流モードをコントロールする必要があるため、対応できる企業は限られます。

4PLとは何ですか?3PLとはどう違うのですか?

4PLとはLLP(リードロジスティクスプロバイダー)とも呼ばれ、コンサルティングファームのアクセンチュアが提唱しています。実務の元請けを行う3PL企業を評価し、さらに上位で最適な組み合わせを考える元締め的な役割を果たすと定義されています。

また別の側面として、4PLは情報システムに特化した3PLという位置づけもあるそうで、運輸系3PL、倉庫系3PLといったバリエーションの一つとしてアピールしています。日本でもアパレル系の企業が複数の3PLを活用しており、これらの企業は統一した指標で評価され、1年間運用して最下位だった企業は自動的に入れ替えを行う、といった活用をされているケースがあるそうです。

消化仕入れ方式とは何ですか?

アパレル小売りや百貨店で古くから見られる販売方式で、店側がレジに売上を打ち込んだ瞬間に、システム上でメーカー、卸売りの商品を買い取り、グロスの取引価額により「仕入」と「売上」とを記帳します。VMIや受託販売方式と違う点は、計上する金額が小売の売値とメーカー・卸への買値を一緒に会計上処理することです。同一金額で計上した売上・仕入は〆とともに清算を行います。

受託販売方式とは何ですか?

百貨店で古くから見られる取引形態で、メーカー、卸売りなどが小売りに商品を預託し、その販売を委託するのが委託販売であり、委託を受ける小売りの側からは受託販売といわれます。受託販売では、小売りがメーカー・卸の商品を顧客に販売し、販売数量にもとづいて委託者から小売りに販売手数料を支払います。こうことにより小売り側は在庫リスクを負わずに済むため、店頭の品ぞろえを充実させることができ、メーカー・卸は売れるかどうかわからない商品をお客様に見てもらえるチャンスを得ることができます。

VMI方式とは何ですか?

VMIとはベンダー・マネジメント・インベントリーの略称で、卸が発注者の小売店になりかわって、欠品させず、かつロスが出ないようにメーカーから商品を調達する方式です。
商品は注文を受けて出荷した時点で同時に仕入れたこととするため、小売店は在庫ロスを気にせず注文ができ、卸は在庫を自社の管理下に置くことで、スペースや人員を柔軟に活用できるメリットがあります。

「直流」とは何ですか?

婦人服小売りのしまむらが考え出した物流方式で、「直通(直接)物流」を短縮して直流と呼んでいます。

中国などの海外からの仕入品を中国現地で店別に仕分けてコンテナに詰め、そのまま輸入・通関を行い、店に納品します。
このことにより輸入前に不良品をはじくことができ、日本国内での検品、仕分けコストを大幅に削減できます。
またしまむらでは店頭在庫を本部で集中管理し、店同士の商品移動を専属の自社社員によって動かし、最後まで効率よく売り切る仕組みも持っています。

バイヤーズ・コンソリデーションとは何ですか?

ホームセンターのコメリが考え出した調達方式で、中国などの海外からの仕入品を中国現地で店別に仕分けてコンテナに詰め、そのまま輸入・通関を行い、店に納品します。
このことにより輸入前に不良品をはじくことができ、日本国内での検品、仕分けコストを大幅に削減できます。
現在はフォワーダー各社のレギュラーサービスとして広く知られています。

窓口問屋方式とは何ですか?

セブンイレブンジャパンがコンビニエンスストアへ効率的に納品するために考え出された物流方式。おもに卸との取引で、商流と物流を分離し、自社の配送センターへ商品を納品させ、その商品を小売り側が店別に仕分けて混載の上納品します。このことにより店頭の納品回数を減らし、コスト・CO2を削減できます。

プログレスレーン方式とは何ですか?

トヨタが、有名なジャストインタイム(JIT)納品方式を改良する形で考案したメーカー物流モデルです。組立工場に近接する物流施設まで、部品をトラック1台単位で運んでおき、注文に応じて同施設から輸送を行います。
これにより組立工場では、部品工場の状況に関係なく安定して部品が確保でき、一方、物流事業者にとっては長距離輸送の減少、一回に運ぶ量の増加=積載効率の向上によるガソリン使用および CO2 排出の削減が可能となりました。